新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました

2021年09月22日

厚生労働省は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を示しています。今回は、この「新しい生活様式」やご高齢者の感染対策のポイント、熱中症予防と感染予防の両立についてまとめました。 

「新しい生活様式」とは

「新しい生活様式」とは、新型コロナウイルス感染防止の3つの基本である「人との距離確保」「マスクの着用」「手洗いの実施」や「3密(密閉・密集・密接)を避ける」などを取り入れた日常生活のことです。

人との距離の確保

人との間隔は、お互いに手を伸ばしたら手が届く範囲以上(できるだけ2メートル)空けましょう。会話をするときは、可能なかぎり真正面を避けましょう

マスクの着用

外出時や屋内で会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、症状がなくてもマスクを着用しましょう。ただし、夏場は熱中症に注意する必要があります。

手洗い・手指の消毒

外出先から帰ったとき、調理の前後、お食事の前など、こまめに手洗いや手指の消毒を行いましょう。できるだけすぐに着替えて、シャワーを浴びるとさらに効果的です。
手洗いは、水と石けんで、30秒くらいかけて丁寧に行います。
洗い終わったら水で十分に流し、清潔なペーパータオルなどで水分をよく拭き取って乾かしましょう。


出典:
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者の皆さまへ)」

3つの「密」を避ける

密閉空間(換気の悪い密閉空間)
密集場所(多くの人が密集している)
密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離で会話や発声をする)

この3つの条件がそろう場所は、新型コロナウイルスの集団発生のリスクが高いと考えられています。風通しが悪く、不特定多数の人が密に集まるような空間には近づかないようにしましょう。
また日常生活の中でも3つの「密」が重ならないよう、こまめに換気するなどの工夫をしましょう。

「新しい生活様式」の実践例

厚生労働省は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージできるよう、日常生活の中で取り入れてほしい実践例を示しています。

出典:
厚生労働省「新しい生活様式」の実践例
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000641743.pdf

ご高齢者の感染対策のポイント

買い物をするとき

  • スーパーなどの混んでいる時間帯は避けましょう
    ・買い物の前後に手洗い・消毒をしましょう
    ・できるだけ1人または少人数で買い物に行きましょう
    ・買い物メモを準備して、できるだけ短時間で買い物を済ませましょう
    ・通信販売を上手に活用しましょう

食事をするとき

  • お食事の前に手洗い・消毒をしましょう
    ・座席は対面ではなく、横並びで座るなどの工夫をしましょう
    ・料理は大皿を避けて、個々に盛り付けましょう
    ・箸やトングなどの共用は避けましょう
    ・持ち帰りや出前も上手に活用しましょう

運動をするとき

  • 公園などへ出かけるときは、空いた時間と場所を選びましょう
    ・筋トレなどを行うときは、ご自宅で動画を活用するのもよいでしょう


医療機関を受診するとき

  • 医療機関が電話・オンライン診療を行っているか確認してみましょう

▼関連リンク
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について」

通いの場などに参加するとき

  • 毎日体温を測り、健康チェックをしましょう
    ・体調が優れないときは、無理をせずご自宅で休みましょう
    マスクを着用し、こまめに手洗いをしましょう
    ・人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空けましょう
    ・会話をするときは、正面に立たないようにしましょう
    ・お茶菓子などは個別包装されたものを選びましょう
    ・コップや箸などは使い捨てのものを利用するとよいでしょう
    1時間に2回以上の換気をしましょう

公共交通機関を利用するとき

  • 混んでいる時間帯は避けるようにしましょう
    ・車内での会話は控えめにしましょう
    ・人とすれ違うときは距離をとるようにしましょう

熱中症予防行動のポイント

夏場はマスクの着用によって、熱中症のリスクが高くなってしまいます。気温や湿度が高く、風が弱いときは特に注意が必要です。

熱中症と感染症の予防を両立するために

  • 人と2メートル以上離れているときは、マスクをはずしましょう
    ・のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給し、涼しい場所で休憩をとりましょう
    ・大量に汗をかいたときは、適度な塩分も補いましょう
    エアコン使用中もこまめに換気をしましょう
    ・ゆとりがある涼しい服装を選び、外出時は日傘や帽子を利用しましょう

ご高齢の方や持病のある方などは、新型コロナウイルス感染症や熱中症が重症化する可能性が高いため、十分注意する必要があります。周りの方が体調の変化に気を配り、水分補給などの声かけをしましょう。

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