冬は特にご注意を! ノロウイルス食中毒

2021年10月18日

ノロウイルスとは 

 感染力が非常に強く、ごく少量でも感染します。感染すると約1〜2日の潜伏期間を経て、下痢やおう吐などの症状が出ますが、無症状や軽い症状の場合もあります。子どもや高齢者のように、抵抗力の弱い人が感染すると、症状が重くなることもあるため、注意が必要です。 

ノロウイルス食中毒の原因は? 

 ウイルスが付いた食品を十分に加熱しないまま食べたり、感染した人が食品にウイルスを付着させてしまい、その食品を食べたりすることで感染する場合がほとんどです。また、食中毒以外にも、感染した人のおう吐物やふん便からウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことで感染することもあります。 

ノロウイルス食中毒予防のポイント 

(1)手洗いをしっかりと!

 特に調理を行う前、食事前、トイレの後などは石けんでよく洗い、流水で流しましょう。アルコールだけの消毒は、ノロウイルスに対し、効果が低いとされています。

(2)食品の加熱、調理器具の洗浄消毒

 食品の場合、「中心部分の温度が85〜90℃の状態で90秒以上」の加熱でウイルスは死滅します。また、まな板、包丁、食品、ふきんなどは洗剤などで十分に洗浄した後に、85℃以上の熱湯で1分以上加熱するか、次亜塩素酸ナトリウム消毒液に浸して消毒します。

(3)おう吐物・ふん便は適切な処理を

 おう吐物・ふん便は、次亜塩素酸ナトリウム消毒液を含ませた布やペーパータオルで覆い、その後ビニール袋などに入れてごみとして処分しましょう。汚れた箇所は消毒液を含ませた布などで覆い、しばらく放置した後に拭き取ってください。塩素系の消毒液が使えないものは、85℃以上の熱湯に1分以上浸けるなどの方法もあります。


【参考】次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方 

家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作ることができます。商品によって濃度が異なりますので、よく確認してから希釈してください。

<一般的に市販されている塩素系漂白剤(塩素濃度5%)の場合>

※消毒液は遮光性のある容器で保存してください(保存期間の目安:1カ月間)。 

ノロウイルス食中毒かなと思ったら 

 自己判断で薬を飲むのは危険です。薬で下痢などを止めることでさらに症状が悪化する場合があります。食中毒は急激に症状が悪化することがあるので、すぐにかかりつけの医師の診察を受けてください。

問い合わせ

保健所東部生活衛生課 電話093-522-8728 
保健所西部生活衛生課 電話093-642-1818 

訪問看護ステーション | おひさまはぁと
合同会社 昌栄社 福祉事業部
 
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